献立の考え方~料理名が浮かばなくても、食材と味付けで夕食は決まる
「冷蔵庫に豚肉とキャベツはあるけれど、何を作ろう?」
そんなとき、スマートフォンでレシピを探し始めていませんか?
おいしそうな料理が見つかっても、材料が一つ足りなかったり、今日は少し手間がかかりそうだったり。なかなか決まらないこともありますね。
でも、毎日のごはんは、料理名が思い浮かばなくても作れます。
「豚肉とキャベツを炒めて、味噌で味をつけよう」
それだけでも、今夜のおかずになります。
今回は、冷蔵庫にある食材と、いつもの調味料から献立を考える方法をご紹介します。「何を作ればいいか分からない」という日に、役立てていただけたら嬉しいです。
献立は「料理名」より「使いたい食材」から考えてみる
「生姜焼きにしよう」「肉じゃがを作ろう」
料理名から献立を決めるのは、いつもの考え方です。
ただ、作りたい料理の材料がそろっていないと、買い物が必要になることもあります。
そんな日は、考える順番を少し変えてみましょう。
「何を作ろう?」の前に、「今日は何を使おう?」を決める。
例えば、冷蔵庫に豚肉、キャベツ、にんじんがあれば、
「今日は豚肉とキャベツを使おう。にんじんも少し入れよう」
と、使う食材を先に選びます。
冷蔵庫の中身を全部使おうとしなくても大丈夫。まずは、今日使いたいものを二つほど選ぶところから始めてみてください。
食材・調理法・味付けの三つで、おかずは組み立てられます
食材が決まったら、次は「どう火を通すか」と「どんな味にするか」を考えます。
① 主役になる食材と、合わせる野菜を選ぶ
主役は、肉、魚、卵、豆腐、厚揚げなど。
そこに、冷蔵庫にある野菜やきのこを合わせます。
例えば、
-
豚肉+キャベツ
-
鶏肉+きのこ
-
鮭+玉ねぎ
-
厚揚げ+小松菜
この段階では、まだ料理名がなくても大丈夫です。
② 今日の自分に合う調理法を選ぶ
「あっさりとしたものが食べたいから蒸そう」
「ボリューミーにしたいから炒めよう」
「やわらかく食べたいから煮よう」
同じ食材でも、焼く・炒める・蒸す・煮るで仕上がりが変わります。
例えば、豚肉とキャベツなら、炒めても、少量の水や酒を加えて蒸し煮にしてもおいしくいただけます。
食べたいものだけでなく、使える時間や気力に合わせて選んでいいんですよ。
③ 家にある調味料で、味の方向を決める
最後に、甘辛味、さっぱり味、コクのある味など、今日はどんな味で食べたいかを決めます。
ここまで決まれば、おかずの形が見えてきます。
「豚肉+キャベツを、炒めて、ピリ辛味にする」
「豚肉の下ににんじんとキャベツを敷いて蒸し、ポン酢で食べる」
これも、立派な夕食のアイデアです。
同じ食材でも、味付けを変えると違うおかずに
「また同じ材料になってしまった」
そんな日も、味付けを変えると食卓に変化をつけられます。
例えば、豚肉とキャベツの炒め物なら、こんなふうに味付けを変えられます。
● ごはんに合う甘辛味にしたいとき
しょうゆ+みりん+しょうが。
しょうがの香りがきいた、親しみのある味に仕上がります。
● まろやかなコクを出したいとき
味噌+みりん+すりごま。
味噌のコクとごまの香ばしさで、野菜もおいしくいただけます。
● さっぱり食べたいとき
ポン酢+仕上げに少量のごま油。
ほどよい酸味にごま油の香りが加わり、軽やかな味わいになります。
● うま味のある中華風にしたいとき
オイスターソース+しょうが。
コクのある味が豚肉とキャベツにからみ、ごはんが進むおかずになります。
● いつもと違う香りを楽しみたいとき
カレー粉+塩+少量のしょうゆ。
カレーの香りが加わるだけで、同じ食材でもひと味違うおかずになります。
まずは、ご家族が好きな味を二つか三つ持っておくだけでも、決めやすくなりますよ。
「今日はしょうがじょうゆ味にしよう」
「この前は甘辛味だったから、今日はポン酢にしよう」
食材を毎回変えなくても、味付けが変わるだけで、食べたときの印象は変わります。
家にない食材は、役割が似ているものに置き換える
献立のヒントを見て、
「おいしそう。でも、小松菜がないから作れない」
と思うことはありませんか?
炒め物なら、小松菜の代わりにキャベツやチンゲン菜を使えることもあります。きのこも、しめじの代わりに舞茸やエリンギを使えば、また違う風味になります。
置き換えるときに見てほしいのは、食材の名前だけでなく、火の通りやすさと、水分の出やすさです。
例えば、にんじんは薄く切って先に炒め、小松菜の葉はあとから加える。きのこや葉物野菜から水分が出たら、余分な水分を飛ばしてから味をつける。
こうした小さな調整で、家にある食材も使いやすくなります。
まずは、普段作り慣れた炒め物から、野菜を一つ置き換えてみると取り入れやすいですよ。
副菜に迷ったら、主菜と違う味や食感を添える
主菜が決まっても、「あと何を合わせよう?」と迷うことがありますね。
そんなときは、主菜と少し違う味や食感を選んでみてください。
例えば、豚肉とキャベツを甘辛く炒めたなら、
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トマトを切って添える
-
きゅうりを酢の物にする
-
冷ややっこにねぎやしょうがをのせる
といった組み合わせが考えられます。
温かい炒め物に、ひんやりした一品。しっかりした味に、さっぱりした一品。
副菜にも凝った料理名がなくて大丈夫です。
「切って添える」「ゆでて和える」も、献立を支えてくれる一品。
主菜に野菜を一緒に入れたり、汁物に冷蔵庫の野菜を使ったりすれば、おかずの品数を増やすことばかり考えなくても組み立てられます。
毎日の献立ヒントは、わが家に合わせて使ってくださいね
私は今、X・Instagram・LINEオープンチャットで、毎日「今夜これにしよう!」のお献立ヒントを発信しています。
投稿を見て、同じ材料で作っていただくのはもちろん、
「この味付けを、家にある鶏肉で使ってみよう」
「きのこがないから、玉ねぎを合わせてみよう」
そんなふうに、ご家庭に合わせて使っていただけたらと思っています。
料理名を一つ覚えるだけでなく、食材と味付けの組み合わせを、次のごはんにも使えるヒントにする。
そうすると、一つの投稿から作れるものが少しずつ広がっていきます。
食材の置き換えや副菜に迷ったら、LINEオプチャでお話ししましょう
「この食材でも作れますか?」
「このおかずに、どんな副菜が合いますか?」
実際に作ろうとすると、そんな小さな疑問が出てきますよね。
LINEオープンチャット「今夜はこれにしよう!」では、毎日の献立ヒントに加えて、合わせやすい副菜や、おいしく作るためのワンポイントアドバイスもお届けしています。
料理について質問したり、「作ってみました」と感想を伝えたり、参加されている方同士でお話ししたりできる場所です。
「わが家では、この野菜で作りました」
そんな一言が、ほかの方の献立のヒントになることもあります。
まずは投稿を読んで、今夜に使えそうなものを一つ見つけていただくだけでも嬉しいです。気になることがあれば、気軽に声をかけてくださいね。
料理名が浮かばない日も、冷蔵庫の食材からごはんは作れます。
「今日はこれを、こんな味で食べよう」
その小さな一歩を、毎日の発信や皆さまとのやり取りを通して、お手伝いできればと思っています。

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