料理は愛情のラブレター—親子で育む“食”のチカラ

楽しい体験が好きの始まり
ゴールデンウィークになると、帰省された生徒様がお越し下さる事が度々あります。
今回は、約10年ほど前にお一人目をご妊娠中に料理を習いに来てくださっていた生徒様。
今やお二人のお母さまになられ、4年ほど前に遠方にお引越しなさって以来の再会でした。
フルタイムでお仕事なさりながら、お料理はほぼ全て手作りという、本当に素敵なお母さまです。
その行いの通り、お子さまたちは食べることが大好き。
お母さまのお手伝いをしたり一緒に作ったりと、料理も大好きとの事。
今回の帰省を利用して親子さんでレッスンにお越しくださいました。
食べることが大好きになる秘訣
「親子クッキング」と言っても、作るのは キッズが中心です。
小学校2年生と幼稚園年中さんのご兄弟ですが、けんかもせず、一生懸命材料を量ったり、切ったり卵を割るのも炒めるのも、全て子供立ちだけでしてくれます。
お母さまは 食材を見たり、炒めたりするたびに決まって 「うぁ~美味しそうだね」
「美味しそうな〇〇!」「すごく美味しそうないい匂い」
と、その都度自然に「おいしい」を連発されるのです。
お子さまたちが 食べる事大好き、嫌いなものゼロ の理由を垣間見た気がしました。
楽しい雰囲気で、食材から美味しそうな料理になっていく様を見ると、誰しも食べることが好きになるかもしれませんね。
子供が好き嫌いなくなんでも食べてくれるようになるには、そんな周りの環境が大きく影響するのだと思います。
今回、微笑ましい親子さんのあり方を見て、改めてその大切さを感じました。
できないと思っているのは大人だけ
弊教室のキッズクッキングでは、一番小さいお子さまは 年少さんの時から料理を習いにお越しくださっています。
お母さま抜きでお子さま達だけで料理をするのですが、やらせてみると、どんなに小さくてもちゃんと切ることもできるし、炒めたりと、上手に作れるのです。
今回は 親子クッキングをご希望で、リクエストのカレーパンを作って頂きました。
でも、具を包むのは さすがに大人でも難しいので、ここは包むのではなく、カップに入れる形にしようかと考えていました。
試しにパン生地を伸ばして具を包んでもらいましたが、難しいからできないだろうなんて、私の勝手な思い込みだったと気づかされます。
子供達は失敗もせず、柔らかいカレーのフィリングを上手にパン生地で包んでくれたのです。
それには本当に驚きました。
小さいからまだまだ無理、子供にはこれはできない。
そう思っているのは大人の勝手な思い込みかもしれませんね。
それが子供の可能性を止めてしまう事になるのだと 反省させられた次第です。
難しい事でも やってみることで、 できた!という達成感が得られます。
それが 子供にとって何よりの自信になりますね 。
そんな風に、単に「料理を作る」という作業でも、子供にとっては大きな成長につながる機会になるのでしょう。
好き嫌いをなくすきっかけにもなりますね。

子供のころに体験したこと
子供の時に体験したことは、大きくになってから体験した事より もっと鮮明に覚えている。
これは、私の子供達から聞く言葉です。
旅行に行った思い出、料理を作った思い出。
あんなものを食べた、こんな体験をした等。
見るもの、経験すること全てが初めてなので、それだけ感動も大きいのかもしれません。
だからこそ、子供の時に沢山の経験をする事は、その後の価値観やものの見方にまで影響する とても大切な事のかもしれませんね。
今回お越しくださった親子さんは、野菜の収穫体験にもよく行かれるとの事。
そこで、自分達で採った野菜を丸かじりするそうです。
なるほど、野菜も大好きになるはずですね。
今回は、パンを発酵させている間にクッキーとスープも作っていただきました。
どれもそつなく子供達だけでこなしてくれ、とっても美味しく作れましたよ。
出来上がった時の嬉しそうな顔には、お母さまも私も 幸せな気持ちで満たされました。

料理を通じて伝わる愛情
料理は言葉なくとも伝わる愛情、
『料理はラブレター』ではないでしょうか。
手作りの料理を食べることは、まさしく沢山の愛情を受け取っている事になりますね。
作らなきゃ…の義務感で料理を作るのではなく、食べる時の家族の笑顔や「おいしい!」と言ってくれることを思いながら作る。
それが食べた人に自然に伝わり、お腹だけでなく心も満たされます。
その満足感が 今度は作った人に伝わり、きづながはぐくまれるように思うのです。
料理が面倒くさいとなってしまうのは
料理は難しい、面倒くさい。
そう思っている方は、作っても満足のいく出来上がりにならない、頑張って作ったのに失敗した、喜んでくれない。
そんな経験から 料理は無理、となってしまっているだけかもしれません。
時間がないから、いつも手抜き料理。
面倒くさいと思いながら作る…。
その気持ちは料理にもこめられます。
そうすると、出来上がった料理も 「それなり」になるのではないでしょうか。
そうなると食べた人にも伝わらず、「せっかく作ったのに…」となって 料理はただ面倒なだけ、になってしまうのかもしれません。
料理が楽しいと思えるきっかけ
美味しく作れると、料理はやりがいと達成感があります。
ましてや、それを食べた人から絶賛されたり褒められると、また作ろう となりますよね。
食べてくれる人の喜ぶ顔を想像しながら作ると、楽しい『気』が入るので、料理は自然においしくなります。
そうやって回数を重ねることで手際もよくなるので、料理が益々上手になります。
最初に「料理が美味しく作れた」という体験をする。
それが、料理上手になる秘訣です。
上手に作れない、時間がかかるのは そのやり方をご存じないだけ。
美味しく作れる方法はちょっとしたポイントなのです。
知っているか知らないかだけで、同じ食材や調味料を使っても、出来上がりは全く違ってしまいます。
手抜きではない時短料理
毎回一食分づつ作るとなると、おかずを2品にしても 一週間で14品も作らないといけません。
それを毎回考えて、一から作るとなると大変です。
いつも買う食材は決まっている。
同じようなメニューばかり繰り返している。
時間がない中作るとなると、どうしてもそうなりがちですよね。
でも料理は効率よく作ると、 手の込んだ料理でも時短で作れます。
食材を買ってきたら 下ごしらえは先にしてしまう。
沢山作って、途中で取り分ける。
料理に少し手を加えて違う料理にリメイク 等。
やり方次第で、毎日の調理時間は15分ほどでも 手抜きには決して見えない食卓が作れるんですよ。
毎日の食卓づくりのお手伝い
私がオンラインでご提供している「お献立とレシピの配信」は、
✓料理に時間がかかる
✓家族の好き嫌いがあるのでメニューに困る
✓いつも同じようなお献立になる
等、料理のお悩みを解消する サポートをしています。
料理を効率よく作れる時短レシピや、 栄養バランスの取れた一週間分のお献立を 各自のご希望に合わせてご提案させて頂きます。
料理は 身につけると一生もの。
毎日の美味しい食卓が作れるだけでなく、ご家族の健康も守れる手段です。
あなたの毎日の食事作りを 大変ではなく、少しでも楽しくできるお手伝いができると嬉しいです。
現在モニター様としてのご感想を頂ける方には、サービスでご提供もさせて頂いていますので、気になる方は 是非こちらをご覧になって お申込みくださいね。