おいしいか、そうでないかの匙加減は 味付けだけではありません

    味だけではない 美味しさの基準

    美味しいと感じるのは 味つけだけではありません。

    甘味と辛味、酸味のバランスも大切ですが、食感やのど越し、風味など。

    色んな要素で美味しいと感じるんですね。

    持っているイメージと違うと、感動に繋がります

    本来 、これはこんな味。こんな固さ。というイメージは誰しも経験であります。

    お肉は火を入れるとしっかりした固さになる。

    魚は骨があって食べにくい。

    この野菜は 癖が強い、固い、苦みがある等。

     

    でも、それをくつがえすと 感動に繋がります。

    ちょっとジャンルは違いますが、モロゾフのプリンが良い例かもしれません。

    プリンのイメージを変えた

    むかし、私が子供の頃は(随分むかしですが・・・(笑)

    プリンはしっかりした固さがありました。

    卵の味もしっかりしていて、甘さもそこそこあるものが多かったです。

     

    それが、柔らかくてお皿に移すと形が崩れるほどの なめらかプリンがモロゾフから新発売されました。

    当時はそれが珍しく、食べた時は感動したものです。

     

    当時は、そのモロゾフのプリンが爆発的に人気になり、どこの家にも1つや2つはモロゾフのプリンカップがある、という具合でした。

    今では その滑らかなプリンが主流になっていますけどね。

     

    いかは柔らかく。魚は食べやすく。

    今月のヘルシーコースでは、いかのトマトソース煮込みと魚のムニエルきのこソースを作ります。

    いかは柔らかく仕上げ、魚は小骨を抜いて食べやすくします。

     

    ちょっとした火加減や火の入れ具合、また手間のかけ方で 出来上がった料理の印象は全く変わりますね。

    思いの他柔らかっかった。

    食べやすかった。

     

    それだけで、その食材のイメージまで変わって好きになったりもします。

    それが 好き嫌いを克服する事に繋がったりもするのです。

    料理は科学実験

    ちょっとした火加減や火の入れる時間によって、味や固さは全く変わります。

    味付けのバランスも同じく、割合で美味しいと感じたり そうでなかったりします。

     

    料理は科学ですね。

    料理教室は ただ料理の作り方をお伝えするだけではなく、実験して その結果を味見して 納得する。

    いわば科学実験も兼ねているように思います。

     

    その料理の方程式を 分かりやすくお伝えし、だれでも美味しく作れるようになって頂きたいと思っています。

     

     

    9月ヘルシーコースメニュー

    いかのトマトソース煮込み
    白身魚のムニエルきのこソース
    かぼちゃサラダ
    自家製の焼き立てフォカッチャを添えて。

    いかのトマトソース煮込み

    いかを捌いて 柔らかく仕上げるコツや作り置きのアイデアを学んで頂きます。

    オレンジとミルクのジェラート

    デザートのオレンジとミルクのジェラート
    混ぜるだけの簡単さで癖になる美味しさです。