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定番の家庭料理メニューが 少しの違いでプロ並みに

    いつもの料理を美味しく仕上げるコツ

    今月の基本の家庭料理コース、和食メニューは

     

    「肉じゃが」

    「炊き込みご飯」

    「いんげんのごま和え」

     

    どのメニューも、お家でよく作られるお惣菜です。

     

     

    同じ材料や調味料を使っても、

    ほんのちょっとした手順で お味は全然違ってきます。

     

     

    同じ手間や時間をかけるなら 美味しく作りたいですよね。

     

     

    では、その違い、いわゆる コツや秘訣は何なのでしょうか。

     

    火の入れ方

    一番お味に影響するのは 火の入れ方です。

     

    肉や魚などのたんぱく質は 基本、火入れの温度が高すぎたり、

    時間が長すぎると固くなります。

     

    焼き過ぎたり揚げすぎて 固くなったりパサパサになった

    というご経験は誰しもあるかもしれませんね。

     

     

    タンパク質である 卵や豆腐も同じです。

    こちらはㇲが通ってぼそぼそになってしまいます。

     

     

    野菜なら、強火でさっと火を通すとシャキシャキに。

    中途半端に火を入れすぎると歯応えもなくなり、水っぽくなってしまいます。

    素材の水分

    素材の水分が何故お味に影響するのか…。

     

    水分がなくなってパサパサになると、旨味も抜けて美味しくなくなるのです。

    肉や魚がそうですね。

     

     

    逆に水分が抜けていないと、水っぽくて美味しくありません。

    これは主に煮野菜です。

     

    スープや煮物等は 野菜の水分を抜く事で 甘みが引き出されて 旨味が凝縮し、

    お味も入りやすくなって美味しくなるのです。

    料理は科学

    調味料の割合も、火加減も、火を通す時間も

    それぞれ 方程式のようなものがあります。

     

    が、それらを一つゝ覚えたり 毎回計算するわけにもいきません。

     

     

    ですが、やり方さえ知っていれば 全てに応用できます。

     

     

    そのやり方を知らずに 作るのと、知った上で作るのは、

    お味に違いが出て当然ですよね。

     

     

    今月の和食メニューにも、ちょっとした違いで

    いつもの炊き込みご飯が、肉じゃがが プロのお味になります。

    料理教室でお伝えしている事

    私が常々 レッスンでお伝えしているのは、

     

    レシピに載っていない コツや 手際よく作るアイデア等。

     

     

    レシピを見れば料理は 作れます。

     

    お越し頂き、一緒に作る中でしかお伝え出来ない事は

    沢山あるのです。

     

     

    だからこそ、料理の上達も早い。

     

    失敗なく上手に作れるようになるから、料理が好きになる。

     

    好きになって作る回数が増えると 手際も良くなる。

     

     

    料理教室は、ただの料理を習う場所ではなく、

    自分に自信をつけて頂く、

    ご家族様にも喜んで頂けるきっかけを作る場所だと思っています。

    美味しい料理は 幸せの基本

    美味しいものを食べると満足感があり、幸せな気持ちになります。

    それが 身体だけでなく、心をも豊かにするのだと思います。

     

     

    料理には 「気」が入ります。

     

    売られているお惣菜や 外食と家庭料理の違いは、

    作り手の 想い「気」が入る事が一番大きな違いだと思うのです。

     

    飽きがこない。 

    ほっとする。

     

    お家で美味しく作って 家族にも喜んでもらう。

    こんな家庭料理の温かさと、大切さを広め続けていきたいと思っています。