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手間ひまかける意味

    お米や野菜、果物の農作物に限らず、肉、魚…どれをとっても、私たちの口に入る迄は 相当の日数や年月がかかり、その間に沢山の人の手が入ります。

    作り手の想いがこもった食材。
    それに、調理する人の心が上乗せされて、美味しい料理となって 食べる人を感動させたり、元気にする力が生まれるように思います。

    秋は収穫の季節。
    夏の暑さを乗り越え、 美味しく育った食材達が 食卓を豊かにしてくれますね。

    季節も良くなるこれからの時期、その恩恵をたっぷり堪能したいものです。

    先日、お友達から立派な栗を 沢山頂きました。

    栗は 、冷蔵庫のチルド室でしっかり寝かせると甘味が増します。
    その後いったん冷凍して 皮を剥きやすくしてから 甘露煮に仕上げて それをペーストにして 絞り出してモンブランに仕上げます。

    土台のスポンジケーキを焼き、ラム酒シロップをしみ込ませてから、それにホイップクリームを絞り出し、マロンピュレを絞り出していく という、実に手間暇かかるお菓子。

    ですが、好みの甘さに調整できる 手作りのモンブランは、栗の優しい甘味と風味がしっかり味わえ、格別です。

    プレゼントすると 必ず絶賛される 手作りの和栗モンブラン。

    目に見えない 手間暇と、作り手の想いが伝わるからこそ、食べる人に感動を与えるのかもしれませんね。

    食べた人に喜んでもらえる事は、何よりのご褒美となって、作り手に リターンされます。

    作る人も、作ってもらう人も 幸せになれるのが 料理。
    その輪が 広まって欲しいものです。