オリーブオイルの見分け方
オリーブオイルには、
『エクストラバージンオリーブオイル』と
『ピュアオリーブオイル』
というのが一般的ですよね。
この『ピュアオリーブオイル』というのは、
そもそも日本で作られた規格。
IOCという世界基準で決められている
『エクストラバージンオリーブオイル』は
1.一番搾り(ほとんどが酸度を上げないため、
2.酸度0.8%以下
3.コールドプレス製法
4.あとはオレイン酸の含有量や食味、香りなど、
厳しくチェックされます。
とても厳しい品質検査や官能検査を経て、
与えられる最高峰のオリーブオイルです。
そんな高級なエクストラバージンを、
ポリ容器に大量に入れて安価に売るわけが
ないですよね。
お値段はもちろん、それなりにするのが当たり前。
が、高いからと言って、本物のエクストラバージンとは限らない、というのも聞きました。
う~ん、判断に困るじゃないですか…。
簡単な見分け方としては、以下をチェックすると
良いそうです。
1. 空輸されたものであるか。
(たいていはコストを下げるために 灼熱の
赤道直下を何カ月もかけて船で運ぶので、
酸化しているそうです)
2. 酸度0.8%以下か。(裏のラベルなどに
明記されているものもあります)
3. コールドプレス製法 と書いてあるか。
4. 遮光瓶(グリーンの瓶)に入っているか
(オイルは酸化しやすいので、必須だそうです)
余談ですが、私のお気に入りのオリーブオイル
『キヨエ』は ”一番搾りのオリーブジュース”
と謳っておきながら、透明のガラス瓶に入って
います。
不審に思い、直接問い合わせた所、
「絞ったままのオリーブオイルで 純度が高い為、
酸化しないから遮光瓶に入れる必要がない」
との事でした。 さすが!
これらをしっかり確認し、あとは 自分で
テイスティングしてみましょう。
良いオイルは 後味が油っこくなく、
少し苦みやピリッとした刺激があと口に残る
ものが多いです。
ちなみに、昔 1本¥10,000 というオリーブオイルを
テイスティングさせてもらった事がありますが、
ピリピリと とっても辛かった記憶があります。
ピリッとした刺激があるものは、オリーブの実が
若い(あまり熟していない)のだそう。
土が違うとオリーブオイルの味も変わるそうで、
お隣さんのオリーブ畑で摂れたオイルでさへ、
違うお味になるそうです。
イタリアでは自慢のオリーブを機械を使わず、
昔ながらの製法で圧搾で 熱を加えないように
丁寧に作られている農家さんも多いとの事でした。
日本でいう、手前味噌 のような感じで、
お家の味 というオリーブオイルが
あるのでしょうね。
奥が深いオリーブオイル、色々食べ比べするのも
面白いです。
ちなみに、オリーブとレモンを一緒に絞ったという
『レモンオリーブ』も 爽やかな香りで風味良く、
お勧めです。