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便利な調味料(?)つづきⅢ

    重曹のお料理活用法です。

    重曹はベーキングパウダーの替わりに使われる 炭酸水素ナトリウムで、

    食べても大丈夫な添加物です。

    ただ、独特の風味があるので、洋菓子にはあまり使われません。

    どら焼き、栗まんじゅうの皮 と言えばなんとなく重曹の風味、というのがお解り頂けるかも。

     

    一番お勧めの使い方は、 お肉などのタンパク質を柔らかくしてくれる働きがあるので、

    固いお肉の場合、生の状態で重曹を少々振りかけて使うと良いですよ。

    鶏むね肉など、パサつきがちなお肉もしっとり柔らかく仕上げてくれます。

     

    あと、裏技として 玉ねぎをあめ色に炒める時にも効果を発揮してくれます。

    ただ、難点は アルカリの働きで玉ねぎが赤茶色のような色になるのと、

    少し溶けたような感じになります。

    (一時期、レッスンでもその方法を取り入れていた時期もありましたが

    見た目の違和感があるので、今は口頭だけでお伝えしています)

    甘味はかなり強くなるので、カレーに入れる時など、しっかりあめ色

    になる迄炒める時などはお勧めです。

    スライスした玉ねぎに重曹をほんの少しまぶして、ラップなしで

    レンジに少し長めにかけて しっかり水分を飛ばします。

    その後フライパンでしあっかりあめ色になる迄炒めたら、

    色は全く気にならなくなります。

    炒める時間も早くなるのでお勧めです。

     

    あとは、菜の花やワラビなどの山菜をゆでる時、たけのこのあく抜きなど

    にも使います。

    素材を早く柔らかくしてくれ、アクも抜けます。

     

    ちなみに、たけのこは 昔から皮つきのままぬかと鷹の爪を入れて

    たっぷりの水で茹で、そのまま水に浸けてアクを抜く という方法で

    茹でてから使うのが一般的になっていますが、実は この方法ですると

    手間と時間がかかるうえ、たけのこの旨味も消えてしまう、とっても

    もったいないゆで方なのです。

     

    たけのこを使ったレッスンの時にお伝えしていますが、またそのうち

    ブログでもお伝えしますね。