カロリー計算だけしても痩せない理由とは。 間違ったダイエットしていませんか?
- 料理知識
【カロリー計算だけをしても意味がない理由】
ダイエットしよう、となると まずはカロリーを気にしがちです。
が、カロリー計算だけでは 思うようにダイエットはできません。
何故なら…。
カロリーだけで比較してみると
カレーミートドリア
鶏の網焼き定食
上記のメニュー、カロリーだけで比較してみると 定食の方が多くなります。
カロリーだけで選んでしまうと、当然カレーミートドリアを選ぶことになります。
カロリーが高い方が太りにくい という原理
ですが、実際には カレーミートドリアの方は 脂質がかなり多め、
炭水化物とタンパク質中心で野菜は少ないです。
食べたものを燃やしてくれるビタミンミネラルが少ないと、
エネルギーに変換されにくくなります。
エネルギーに変換されない分は蓄積される。
つまり、脂肪になりやすくなります。
しかも、この一皿だけでは お腹もすぐに空いて、おやつが食べたくなるかもしれませんね。
それに比べて定食の方は十分なボリュームもあるので、お腹の持ちも良い。
たんぱく質、炭水化物もバランスよく含まれている上に 野菜もしっかり摂れます。
含まれる油も少ないので、胃に負担がかかりにくくエネルギーにも変換されやすいです。
エネルギーに変換されるから、脂肪として蓄えられにくくなります。
となると、結果的には カロリーの高い定食を食べる方が ダイエットには良い、という事になります。
ダイエットの落とし穴
たんぱく質を増やして糖質を抜く
最近、よく耳にするのは、タンパク質をしっかり摂ると痩せる。
糖質(炭水化物)を抜くと痩せる。
もちろん、間違いではありません。
が、栄養素には 良いも悪いもありません。
全てが身体にとって必要なのです。
糖質(炭水化物)が入ってこないとなると、エネルギーが不足します。
そうなると 筋肉に蓄えてあるエネルギー源が使われるので筋肉が落ちていく事になります。
筋肉は、基礎代謝をアップさせるので、筋肉が落ちると基礎代謝も落ち、
結果的に 太りやすくなる…という事になるんですね。
ダイエットの為に最も大切な事
ダイエットするためには、「栄養をバランスよく摂る事」
これが一番の基本です。
バランスの良い食事って?
1日に、「何を」「どれだけ」食べたら良いのか、どのくらいの割合が バランスが取れているのか
おおよその目安は
炭水化物が 全体の60%、
タンパク質は 約25%
脂質が約15%
だそうです。
意外に炭水化物が多いのにびっくりですね。
高度成長期以前の食事
昔は、ご飯が中心。
しかも、白米ではなく 雑穀が中心。
野菜が多め。
タンパク質は 大豆や魚から主に摂っていました。
見ただけで健康そう~ってなりますね。
戦後、パンや牛乳、乳製品などが入って来て 随分日本の食材の種類は豊かになり、
それと共に諸外国のメニューもうまく取り入れ、食卓はかなり豊かになっています。
だからこそ、カロリー制限しているのにメタボ、糖尿病などに悩む方が多くなっているのでしょう。
バランスを考えながら 美味しく戴く
かといって、豊食の現代 昔のような食事を続けるのは難しいし、
食べたいというストレスも溜まります。
なので、量とバランスを考えながら美味しく戴き、摂った分は動いて消費する。
筋肉をつける、という事を意識しないといけないのではないでしょうか。
今月から始まったダイエットコース
今年から ダイエットコースをスタートしました。
前述のように、カロリーを抑えたメニューというより、バランスの取れたメニューを意識しています。
油分を控えめにし、減塩を意識した健康メニュー。
お家の定番料理にして頂けると嬉しいです。