子供の頃の体験

    先日、中学生を対象にした、職業体験学習の料理指導に行かせて頂きました。

    兵庫県には、県下の中学生が体験学習として訪れる『ものづくり体験館』という立派な施設があり、そこで 各種ものづくりを 実際にプロから学ぶ体験ができます。

    木工や金工、電工、調理など いろんな分野で活躍する 現役のプロが直接指導にあたります。

    ものづくりの楽しさや 大変さを知るだけでなく、将来、仕事を選ぶ際の選択肢にも役立ててもらおうというものです。

    私が所属する 西洋調理技能士会は 調理部門で、会員4人体制で指導者を持ち回りしています。

    メニューは『じゃが芋のポタージュ』と『トリュフ入りオムレツ』

    講師のデモレッスンの時は、シェフの作る様子を 真剣な顔で聞き入る中学生。

    実習になると、あどけなさ残る表情で 楽しそうに作っているのを見ると、これを機会に、料理に興味を持ってほしいなと 思わずにはおれません。

    将来、シェフになりたいと思った人! という講師の質問に、
    毎回、数名が手を上げてくれます。

    私の時代は、年に数回の調理実習しかありませんでしたが、
    皆で作って食べる という作業は とても楽しく 充実した時間でした。

    その時は、料理を仕事にしたいなど 夢にも思ってもいませんでしたが、今23年続けている料理教室は、その頃の楽しかった思い出が 根底にあるのかもしれません。

    実際に料理を作ってみて、

    ただ

    美味しかった。
    難しかった。
    楽しかった。

    だけではなく、

    毎日 忙しい中、ご飯を作ってくれるご家族への感謝。
    美味しく食べれる事への感謝。

    その気持ちを大切にして欲しいなと思います。

    その心が 食べる事の基本のように思います。

    食べる事は 身体だけでなく、心や性格をも変えます。

    食事は毎日の積み重ねです。

    日々の食事、大切にしていきたいものですね。

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