関東VS関西

    先日、SNSにいなり寿司の画像を投稿した際、関西ですね!とコメントを頂きました。
    そう、関西と関東では形が違うんですよね。

    関西は三角。
    関東は俵型。

    ついでに、呼び名も違います。

    関西は「おいなりさん」
    関東は「いなり寿司」

    こう考えると、西と東はことごとく、と言って良いほど違いがあります。

    関東はこいくち醤油でしっかり味をつけるけど 関西は薄味、色も薄め。

    うどんそばに始まり、すき焼き、卵焼きの味付けの仕方。

    締めのお寿司(関西はかっぱ巻きやしんこ巻き、関東はかんぴょう巻き)

    食パンの厚みの好み(関西は5枚切り、関東は6枚切りが主流)

    購入率の高い卵のサイズ(関西はLサイズ、関東はMサイズ)

    魚の呼び名(2020.8月に『魚の名前』でブログ記事にしています)

    関西は豚まん、関東は肉まん。

    肉じゃがのお肉、関西は牛肉、関東は豚肉。

    お雑煮(関西は白みそ、関東はすまし)

    配膳で、お汁ものの置く位置まで違うそうです…。

    ざっと、食に関してだけ思い浮かべただけでも これだけ違います。
    狭い日本なのに…。

    でも、一つゝ検証していくと、違いの意味が分かってきます。

    そもそも、のおいなりさん。
    関西の三角形は、きつねの耳の形が由来だそうです。
    関東の俵型は もちろん米俵。
    ちなみに、おにぎりは関西は俵型、関東は三角。

    おもしろいですね。

    お出しで言うと、
    関西は軟水なのに対して、関東は硬水。

    以前、東京で料理のレッスンをさせて頂いた時に感じた事…。
    びっくりするほどおだしが出ない。
    食材を全て持ち込んでのレッスンだったので、出し用の昆布と鰹も持参しました。

    が、さすがに水までは持って行かなかったので、焦りました。

    そこで、全てがつながった…。
    だから、関東は味が濃いめなんだ、と。

    そもそも、土も違うから採れる作物も味や栄養化が違う。
    そうすると、思考も当然変わってくるのでしょうか。

    関東は 高く買った物を自慢するけど、関西は安く買った事を自慢する。
    関東は 個人主義だけど、関西は皆友達。…あ、これ 特に大阪ネ(笑)

    狭い日本、地域ごとに特性があり、全く違う風習など・・・
    突き詰めると面白いかもしれませんね。