料理を美味しく作るには? 野菜編
前回、美味しく感じるのは 素材の持っている水分が
関係する、とお話ししましたが、野菜も同様です。
お肉やお魚などはす水分を抜くとパサパサして
旨味も抜けて美味しくないですが、
野菜の場合は逆で水分を抜いたほうが美味しくなります。
煮物やスープを作る時は、野菜の水分をしっかり抜く
事で甘味と旨味がアップしますよ。
特に玉ねぎは とことん水分を抜いていくと
最初の1/5ほどの量になってしまいますが、
驚くほど甘くなります。
オニオンスープが 良い例で、玉ねぎだけで
甘味も旨味もしっかりした 美味しいスープに
なるから、玉ねぎってすごいですよね。
パプリカやかぼちゃ、トマトなどもじっくり焼くと
とっても甘くなります。
なすびは水分のとても多いお野菜なので、
水分が沢山残ったままだと、
いわゆる、゛なす臭さ”があって、なすび嫌いの原因に
なってしまいます。
乾物もしかり、です。
椎茸なら、生よりも断然干し椎茸の方が 香りも強く、
味も濃いですよね。
切り干し大根、ドライトマトも同様です。
旨味だけでなく、栄養化も数段アップするんですよ。
保存も効くし、栄養価もアップする乾物。
もっと利用したいですね。
今月の家庭料理で 『切り干し大根のかき揚げ』
をしています。
切り干し大根、と言えば 煮物かはりはり漬け ・・・
と固定せず、いろんな形で頂くとまた違った
おいしさの発見があります。
良ければ是非レッスンにもお越しくださいネ♪