麹(こうじ)のお話し

    数年前からはまっている麹。

    糀とも書きます。

    何が違うのかというと、

     

    どちらも麹菌には違いないのですが、

    お米にこうじ菌を繁殖させたものを『糀』

    穀物(豆、麦、米など)にこうじ菌を繁殖させたものを『麹』と書くそうです。

    もちろん、お米も穀物なので、『麹』と書いても間違いではありません。

     

    麹菌は昔から日本にある特有のカビ菌で、日本人にはとても相性の良いカビ菌だそうですよ。

    カビ…と言えば、ちょっと聞こえが悪いですけど、ネ。

     

    穀物を餌に 増殖するときに酵素が働き、タンパク質やでんぷんを分解してくれるのです。

    なので、麹に漬けておくと、お肉が柔らかくなったり、お米のでんぷんが甘く変化して甘酒になるんですね。

     

    麹を使った調味料も沢山あります。

    ご存じの醤油、味噌、酒、もそうです。

    そもそも、お酢はお酒を原料に作られます。

     

    日本古来の調味料って、ほとんど麹菌が関係しているんですね。

    自宅で作れる麹の調味料では

    『塩こうじ』 麹+塩+(1:0.25~0.3:1.5)

    『醤油こうじ』 麹+醤油(1:1)

    あと『酢こうじ』というのもあります。麹+酢(1:3)

    これは甘酢みたいになるので、酢の物に使ったりします。

     

    どれも、蓋ができる容器か瓶に 材料を混ぜ合わせ、

    毎日 1回混ぜて1週間ほど常温に置いておくだけです。

    その後は冷蔵庫で保存して下さい。

    (発酵調味料なので、かなり長期間使えます)

    割合は お使いの麹によっても若干違うので、調整して下さいね。

    (麹菌のついている量がメーカーによって違うからです)

    素材が美味しくなるだけでなく、免疫力アップや美肌効果、ダイエット効果もある麹、甘酒だけでなく 普段の調味料としても是非取り入れて下さい。