今日のおさらい

    今日のレッスンでは 色々ご質問が出たので、シェアしたいと思います。

     

    まず、「なめ茸」とは何ぞや?

    なめこ茸 という小さなヌルッとした黄土色のきのこがありますが、これとは別物。

    えのき茸の佃煮の事です。

    一般的に 瓶詰で売られています。 ご飯のお供、のような佃煮。

    お家でも簡単に作れるんですよ。

    えのきを刻んで、しょうゆとみりんで水分が少なくなるまで煮るだけ。

     

    レッスンではお味を均一にするために市販の瓶詰めを使います。

    これは和風グラタンのソースの調味料になります。

     

     

    もう一つ、『もろみ』とは何ぞや?

    ・・・もちろん、そんな質問の仕方はされませんでしたが(笑)

     

    よくある食べ方は キュウリにのせて頂く。

    今回は もろみをソースの材料の一部として使います。

     

    もとは、味噌やしょうゆ、お酒などの搾りかすの事。(又は絞る前段階のもの)

    お酒の搾りかすは『酒粕』と呼ばれていますが。

     

    一般に売られているものは、『かす』ではなく、そのまま食べれるように調味料につけて熟成されたものです。

    今回はそのもろみを使って、じっくり焼いたナスと牛肉の上からかけるソースを作ります。

    『もろみ』にはいろんな栄養素やビタミンが含まれていて栄養満点。

     

    キュウリにのせるだけではなく、色々活用したいですね。

     

     

    あと、杏仁豆腐のお話も出ました。

     

    今月のデザート、「びわのアイスクリーム」が 杏仁と同じ風味だから…。

    杏仁豆腐の杏仁は、文字通り、あんずの種の仁。

    杏仁霜(きょうにんそう)として 粉末にしたものが売られています。

    あの独特の風味は そこに由来します。

    簡単にするために、風味が少し似ているアーモンドエッセンスを使ったりもします。

     

    でも、考えると 種の仁なので、本来は栄養があるんですよね。

    ただし、微量ですが、毒素もあるので、しっかり加熱して使います。

    ちなみに 梅の仁は熟すと、その毒素は消えるそうです。

     

    びわはほとんど種…と思いがちですが、その種が 実は 利用価値大なんです。

    美味しくって、栄養のあるデザートに大変身します。