料理教室を始めたきっかけ 2
そんなこんなで、学生ながら 家に帰ると食事の支度が当たり前のようになっていました。
…何で私ばっかり。
友達は皆、遊びに行ってるのに何で私はご飯作り…?
不満もたまっていましたが、忙しそうな母を見ていると、それも言えず・・・。
それでも手伝うと「助かるわ~」と喜んでくれ、お料理を作ると「美味しかった~、上手になったね」と褒められ…。
その言葉に乗せられて(笑?)テレビの料理番組を見てメモるは私の日課。
いろんなお料理に挑戦し、作っては失敗し、また新たに挑戦…の繰り返し。
誕生日のプレゼントにはオーブンをおねだりして買ってもらうほどの入れ込みようになっていました。
中学2年生の頃です。
日頃のお手伝いが効いたのか、今思えば誕生日プレゼントとしては破格のガスオーブンを買ってもらいました。
これで、もっとお料理頑張って作ってね!という意味もあったのでしょうが…。(笑)
嬉しくって、付属のレシピは片っ端から作っていきました。
もちろん、ケーキ、クッキーに始まり、そのうちパンにもチャレンジ。
今思うと、なんとか形にだけはなっている、という代物だったのでしょうが、その時は両親も喜んでくれ、
それに勢いづいて 来る人ゝ片っ端から「おいしい」と言わせていたように思います。(苦笑)
『好きこそものの上手なれ』とはよく言ったもので、失敗してもめげず、また作り続けて…そのうち上手に作れるようになって。
の繰り返しでした。
まさか自分が料理教室を始めて、それを人様に教える、なんて事は考えてもみませんでしたが、我流で色々作っては失敗し、の繰り返しこそが、私の料理の知識量、引き出しになっています。
経験は成功も失敗も、全て勉強になるのですね。
『経験に勝るものはなし』
料理をお教えする為には、今思えば 必然だったのだ と感じています。